イエスの言葉を思い出し信じる者の恵み

イエスに従った婦人たち
主イエスが十字架で死なれ、墓に葬られてから三日目の朝、失望の中で墓にやってきた婦人たちに、天使が現れてこう言いました。

「 『なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。 あの方は、ここにはおられない。 復活なさったのだ。 まだガリラヤにおられた頃、お話しになったことを思い出しなさい。 人の子は、必ず罪人の手に渡され、十字架につけられ、三日目に復活する、と言われたではないか。』」(ルカ24・5〜7)
 
彼女たちは十字架の死のショックで、主イエスが三日目に復活すると言われていた言葉を忘れていたのですが、その言葉を思い出し、主イエスの復活を信じました。
 
イエスを十字架につけたユダヤ人指導者たち
イエスを十字架につけたユダヤ人指導者たちは、イエスが十字架で死なれた日、お祝い気分であったのでしょう。ただ彼らは「自分は祭司長、律法学者たちに苦しめられ、殺されるが三日目に復活する」とイエスが言っていたことを思い出したのです。

万が一にも、イエスの弟子たちが墓から遺体を盗み出し、イエスの遺体を隠し、イエスが復活したと言いふらすことがあってはならない。そう考え、念のために見張りの番兵をイエスが葬られた墓に付けるように総督ピラトに頼んだのです。

けれども、主イエスが復活された朝、大地震が起こり、天使が降りて来て、墓石を転がしたので、怖くなって番兵たちは逃げ出しました。番兵の報告を受けたユダヤ人指導者たちは、多額のお金を番兵に渡し、弟子たちがイエスの遺体を盗んで行ったと嘘の証言をさせたのです。

イエスの言葉を思い出しても信じない者は、主イエスの復活の御業を闇に葬り去ろうとしました

イエスの弟子たち
婦人たちから主イエスが復活したと聞いた弟子たちは、何、馬鹿な事を言っているのだ、死んだ者が生き返るわけがないだろうと、その話を信じようとしなかったのです。

弟子の一人のペトロはかつて主イエスに、「あなたはメシア、生ける神の子キリストです」と告白しましたが、イエスが「祭司長、律法学者に苦しめられ、殺されるが、三日目に復活する」と言われたとき、その言葉を打ち消し、主に叱られた弟子です。

このこともあってイエスの言葉を思い出したことでしょう。それでも主が復活したという確信が持てず、他の弟子たちと一緒に、ユダヤ人たちを恐れて、家の戸に鍵をかけて潜んでいたのです。

しかし、そんな弟子たちのところに、復活の主イエスは、現れてくださり、真ん中に立ってくださり、
「あなたがたに平和があるように」と言われ、十字架の傷跡のある手と足をお見せになったのです。
私たちはどうでしょうか。日々イエスの言葉を思い出して信じ続ける者でありたいと思います。

ウェスレアン・ホーリネス教団 浅草橋教会(牧師・山崎 忍)